最近頭文字Dをやる機会があったので、新規参入を促すべく、基礎的なシステムからオンラインバトルの仕様、対戦において有用な技術、最後に速い車を紹介しようと思います。主に初心者向けのオンラインバトルを視野に入れた内容になります。
なお公式サイトや、攻略サイトでの情報が乏しいため経験則やデータに基づかない憶測も含まれますのでご了承ください。
頭文字Dアーケードのシステム編
頭文字Dアーケードでは車を購入させられますが、この車はおよそ15回ストーリーモードをやればフルチューン、つまりその車の最大の力を引き出すことができます。
しかし昨今ではフルチューンチケットという無料でフルチューン車がもらえるチケットを配布されたりしてるんで、意外と時間がかからないかもしれません。
というのも最低でも車は2つあればある程度オンラインで対戦できると個人的には感じているからです。(その理由は強い車編で教えます)
まず車には高速とテクニカルコースの2タイプ、さらに下り(ダウンヒル)向きか、平地(オールラウンダー)向きか、上り(ヒルクライム)向きかという属性があります。
これはコースへの適正で、高速コースにテクニカルの車で挑んだり、またその逆で走ってしまうと挙動が乱れたりしていつもの走りができないことがあるので注意してください。
しかし属性に関してはやっていて少ししか補正を感じません。確かに下りのコースでは下り属性を持つ車で走るのが適正ではあるかもしれませんが、下りコースでは下り属性の車を選ばなければ苦しくなるという程ではないです。
このオールラウンダーというのは上りでも下りでもないコース向けなのですが、上りでも下りでもある程度の力を発揮できる属性っぽいです。
車種は3台まで使用車種に登録できます。
コーナーの角度やラインなど、ガイドをONにしていると、上に標識みたいなのが出てきます。コーナーの形にもよりますが青、緑、黄色、赤の順に角度がキツくなります。コーナーを曲がるためには車の位置も大事なのですが何よりドリフトが重要になってきます。
ドリフトはハンドルを曲がりたい方向にきり、アクセルを離し、同時にブレーキを踏むことでできます。ある程度車の角度が曲がったらブレーキをやめてアクセル全開にします。これがドリフトの基本になりますがやはりやってみてコツを掴むのが良いですね。
なぜ上手いドリフトが大事になるのかというと、このゲームは壁にぶつかると、ぶつかり方によって速度が落ちる上に一定時間速度が上がりにくくなり、バトル後半になってかかるブーストが弱くなってしまうからです。(ブーストは少しの間速度がアップするシステム)
このゲームの特殊仕様
駆動方式による操作のクセ
このゲームでは車を扱うのですが、FF、FR、RR、4WDなど様々な駆動方式の車が登場しています。これらの差は一見カジュアルなバトルを推しているゲームなのだから駆動方式による差などのシビアな差は無視されているのではないかと思われているのですが(このゲームでは古く遅い85レビン、AE86が平地で最新の速い90スープラとやりあえるため)、実は4WDは他の駆動方式と少しクセがあります。
4WDは直線番長で曲がれないという特徴を捉えているのか、コーナーを曲がる際にFRなど他の駆動方式よりもハンドルを曲げた際の反応が遅い気がします。なので4WDのクセに慣れていないと、FRを使ったあと4WDを走らせた時にギャップで上手く操作できないということが起きたりします。
しかしランエボ全般、GT-R全般、インプレッサなど4WDの車種は速度が速く基礎的な能力が比較的高いので操作のしにくさは良いハンデなのではないかと感じています。
壁への接触ペナルティ
このゲームはやはりレーシングゲームなので、車体が壁にぶつかるとスピードが落ちて一定時間スピードが上がりにくくなります。あと後述するブーストに必要なオーラが少なくなります。
壁へのぶつかり方は様々ありますが、現実の車の事故度合いに対応してペナルティは大きくなります。例えば壁に寄りすぎてしまいちょっと車体の側面を壁にぶつけるより、コーナーを曲がりきれずフロントを壁に思いっきりぶつけてしまう方がペナルティは大きくなります。
しかし、実はこのゲームは相手にくっつきながら壁にぶつかると減速したり、ぶつかったことによる加速しにくくなるペナルティがありません。
オーラとブースト
相手とマッチングする際に、コースを選択し互いに車を選択した後、車の下にブーストONと表示されると思うのですが、これはバトル後半になるとお互いのブレーキの少なさ、壁への接触の度合い、相手との位置と距離から算出されたオーラの量に比例した速度の補正がかかるバトルが行われることを意味します。
しかしこの画面でブレーキを踏むとブーストOFFを希望することができるのですが、お互いに希望しなければブーストOFFのバトルはできません。どちらか片方がONを希望すればONのバトルになるため、基本的にブーストONのバトルが行われます。
このゲームはブレーキが少なかったり、壁にぶつからずに走れたり、相手よりも後ろを走っているとオーラというものが増えます。このオーラの増加量は基本的に車自体の速度が早かったり、車体が大きかったりする車ほど少ないです(GT-Rなど)。逆に基礎的な能力が低い車ほどオーラが増えやすいです(85レビンなど)。
およそゴールまで残り1.5km程になるとこのオーラ量に対応したブーストが互いにかかるようになります。自分がどれほどのオーラを持っているのかは画面左の自分のアバターの下のゲージからわかります。
対戦技術
ここからは対戦で有用なテクニックを教えていきます。ブーストを考慮して相手をゴール付近まで抜かない戦術に近い技術もあるのですが、これは自分もあまり理解できてないので説明しません。すみません。
スタートダッシュ
バトル開始時、カウントダウンが始まるのですがこの時にアクセルを踏むとメーターが振り切れると思います。
このメーターが振り切れるタイミングとカウントダウンのGO!が出るタイミングがだいたい一緒だとギャアアアアという頭文字Dフォントの効果音がでます。これがスタートダッシュ成功の証です。
スタートダッシュが成功すると先行できますが、相手も成功させていた場合どちらが先行になるかは運になります。どちらも同じスピードでスタートすることは残念ながらこのゲームにはありません…
ブロック
相手の位置を見て、相手の車体の前に自分の車体を置いて相手に抜かれるのを防ぎます。
相手との距離が5mくらいになったら相手の前に車を近づけていって、なるべくくっつくようにしましょう。
自分の車体に少しでも相手の車体がくっついていると相手は前にでることができません。
実は車種ごとに性能が違う他、車幅も違うのでブロックのしやすさ、されやすさが違ってきます。GT-Rのような大きな車体は自分が前にいる時はブロックしやすいのですが、一度相手を前に出してしまうと逆にその車幅の大きさからブロックされやすいです。
ブラインドアタック(夜のみ)
前述したブロックは、相手がバックミラーに映っていたり位置の表示から車体の位置を予測して行うのですが、コース選択で夜を選んだ場合のみブロックに対抗することができます。
それがブラインドアタックです。やり方としては黄色いSTARTボタンを長押しすることで、自分の車のライトが消え、相手からも自分の車の位置が表示されなくなります。このボタンはハンドルに対しシフトレバーと逆の位置にあるので、ながら操作するのは少し難しいと思いますし、何より夜の場合でしか使えませんので注意です。
コーナーでのオーバーテイク
追い抜きのことをモータースポーツ界ではオーバーテイクと呼ぶらしいので厳つさを醸し出すためにオーバーテイクと呼んでます。
先程説明したこのゲームの仕様を利用した追い抜き(というか追い抜くための仕様なのかも)なのですが、これは自分が相手の後ろにいる時かつ距離が7m程近い時に使える技術です。
基本的にブレーキが足りずにコーナーに突入してしまうと、曲がりきれずに壁にぶつかりますよね。なのでブレーキをしっかりしてスピードを落としてコーナーを曲がるのですが、相手と同じかそれよりスピードを落としてしまうと当然抜くことはできません。
なのでブレーキを相手より踏まないでコーナーに侵入します。すると通常そのまま壁に吹き飛ばされるのですが、自分の車と壁の間に相手の車が挟まるように曲がると、壁にぶつかったペナルティを無視して、相手より少ないブレーキでコーナーを抜けることができます。
これは前述したこのゲームの相手の車と自分の車が接触している間は壁にぶつかった時の速度の低下、速度が一定時間上がりにくくなるというペナルティを無視できるという仕様を利用したものです。
速い車
実はこのゲームはその車の速度やコーナーでの旋回性能などが公式から明らかにされていません。オーラの増加量などは公表されているのですが、やはり対戦をしていると車種間での性能差を感じずにはいられませんし、速いと感じていた車を多くの人が所持しているところを見るとやはり特に速いとされている車は確かに存在するんだなと思います。
ここからは2022年9月時点で速いと思う車をテクニカル、高速で紹介します。
テクニカル編
ホンダ S2000
属性はDH(下り)、AR(平地)の2種類出ているのですが、DHにするとDHはほぼ負け無し、ARに関してもかなり強力です。
ARの場合全てのコースに対応することができ、私もAR属性のS2000はその強さから使わざるを得ませんでした(そもそも性能差が大きくて自分の好きな車が全く敵わない試合があり、見るに堪えなかったため)。
しかもこれを選んで驚いたのが、テクニカル車種でありながら6速まであるところ。6速は高速車種の特権だと思ってたのですが、6速まであり速度の伸びが他の車と違います。
スズキ スイフトスポーツ
属性はARで、速度が速くその大きな車体から、前に出やすくブロックがしやすいという利点を活かし暴れていました。スピードがS2000に負ける点から、S2000に対して前に出にくいのでS2000の強さが公になってからはDH、ARでは姿をほとんど消しましたがHC(上り)ではARのS2000よりやはり速いのではないかと思いました。
ARですが性能はHC寄りですかね。
高速編
属性はAR(平地)で、稼働当初から環境にいます。ずっと速く、タイムアタックのランキングでも上位の8割はFD3Sです。
ARが強いのですが、DH(下り)寄りで旋回性能が高いので下りの秋名や下り定峰などコーナーの多いコースでは強いと思います。幸いにも2022年9月時点ではARの高速コースはコーナーが多いコースしかないのでやはり強い。
しかしARとDHには対応できてもHC(上り)は弱いと思います。
日産 GT-R R34
GT-Rは全般強いのですが、特にこのR34が強いです。まずAR(平地)のFD3SやDH(下り)のFC3SとのAR、DHは互角くらいだとしても、HC(上り)は負け無しといってもいいくらい強いです。一時期高速コースはこいつ1つでいいんじゃないかと思ってましたが、4WD特有のクセとGT-Rに対しての対抗心からARのFD3SとHC高速車種を選ぶようになりました。
旋回性能はまあまあですが高速はこれ一つでいいくらい強いです。というか先に述べた登録車種は2つでいいという理由はこいつとS2000にあります。現環境(2022年9月)において、フルチューンが面倒な場合もそうでない場合も使用車種はR34とS2000でぶっちゃけ良いです。
HCでFRではこの車が速いと思います。ホンダNSXも人気があったのですが、この車が選ばれることが多かったです。しかしFRであるという点を除いてはGT-R R34を選ばない理由はないので、R34を使いにくい方はZ33でHCをケアするという選択肢をとった方が良いです。
最速編成
自分もですが、環境を考慮した最速の編成を作る場合、4WD車を入れるかどうかになってくると思います。よって4WDを入れずに2022年9月現在のオンラインマッチで選べるコースも考慮すると
が強いと思います。実際私もこれを使っています。
理由としては、テクニカルコースに関してはS2000をARにすることで全て対応できます。高速コースはDH、ARをFD3Sで対応し、HCをZ33で対応するというシンプルな編成です。全てFRなので同じ感覚で走れるので好きです。
GT-Rを採用した場合は
が強いです。これも上記の編成を使う以前は使っていました。同じくテクニカルはS2000で対処するのですが、コースのコーナーの多さで高速コースでは車種を使い分けます。
まずFD3Sが担当するコースはコーナーの多いDHとARのコースです。例えば秋名下りはFD3Sを選出しますが、秋名湖はARでありながらほぼ直線なためR34を選出します。コーナーが少なくなればなるほどFDの強みが出ないからです。
よってR34の担当するコースはHC全般とコーナーの少ないARコースになります。現在はDH、ARコースでコーナーが多いのでFDの出番は多いですが、小田原や箱根が追加された場合そちらは属性がバラバラでありながらもR34の担当になるでしょう。