ルミナスウィッチーズがとうとう終わってしまいましたね。アニメを追う習慣ができていると、そのアニメが終わるとえも言われぬ感覚に襲われます。
今回はルミナスの良かった点と悪かった点について話そうと思います。
ちなみに私はストライクウィッチーズシリーズは今のところ無印、2期、劇場版、3期、OVA、ブレイブウィッチーズを見ています。(501発進しますとかはルミナスを視聴してる段階では見てませんでした)
良かった点
ストライクウィッチーズに対しての補完
まずストライクウィッチーズから入った自分からすればやはり同じ世界観を共有しているために、他シリーズの話を別視点から補完するような描き方が面白かったです。
サーニャの話だったり、ガリアが奪還されたシーンも繋がりを感じられて、別の場所ではこんなリアクションだったんだなと感じられて良かったです。ストライクウィッチーズは軍の内部を中心に話が進むので、その外側の一般人の反応は見づらかった。
作風
あと戦闘描写などが無く全体的にほのぼのとしていて殺伐としたアニメを見ていた時期にこれは良かった(リコリコとか)。
全体的に絵が可愛くていいですね。色も柔らかくていいし、使い魔も結構可愛く描かれています。
今作ではウィッチでありながらパンイチでないという点や、淫獣、ガチ百合が無くなっていることから、最初から最後までエロスという生々しさを感じないまま可愛い女の子のアニメを楽しむことができました。
逆に言えばご褒美回等が無く刺激が無いともとれますが、私はゆるふわな女の子アニメが見たかったので良かったです。
設定を汲んだ振り付けの差異
9話のコンサートでウィッチが二人一組になって空を飛ぶシーンでは、マリアだけがマナに引きずられるようにして飛んでいるのは細かくて良いなと思いました。この話は曲も振り付けも良かった。
石田大尉
なんと石田大尉(CV石田燿子)が登場。これもしかしてルミナスに対抗するライバルとして出てくるんじゃ…?とピリピリしていましたがそんなことはありませんでした。
しかし嬉しいサプライズ。しかもかっこよい。
悪かった点
ウィッチの意味
そもそもウィッチを使った音楽隊を作る理由がよくわからなかったです。1話にてウィッチの歌により笑顔を届けるといったものはネウロイに対して疲弊した人々を癒すために大事なものとは思いますが、わざわざウィッチだけを起用する理由が最後までよくわかりませんでした。
軍会議的な場面でグレイスが歌の大事さを説いていたのですが、他の人から咎められているように、わざわざ軍が娯楽にまで介入するようにする背景が謎。またリベリオンではネウロイ直接的な被害を受けていないため映画等娯楽がまだ残っており、わざわざ軍を通してウィッチが音楽活動をする必要性が危うくなっています。
メンバーに関してはルミナスに加入した多くのウィッチが戦力外通告を受けたウィッチたちで、ルミナスでウィッチだけを起用する理由が戦線に立てないウィッチたちの受け皿なんじゃないかとすらも思いました。
ウィッチである良さもストライカーを使えることとシールドの色を変える等だけはどうなんだ。私は少し足りないと感じました。
使い魔設定
今作では使い魔が実体化して登場するのですが、魔法力が無ければ見えないという設定のせいでルミナスのマスコットキャラとして一般人に売り出すことも出来ず、完全にジニーのルミナス加入の理由やエリーの話以外で活躍することが無かったのはもったいなかったと思います。
ジニー欠番から復帰までの流れ
終盤ではジニーがルミナスからいなくなった後の反応が少し違和感を感じました。ジニーがいなくなったからセンターが決めにくいけど、ジニーがいるつもりで考えるといいかも!とか、衣装作りで疲れている時にジニーの衣装はどんな感じかな?作ってみよう!みたいな流れは無理矢理じゃないかなと思ってしまいました。
確かにストライクウィッチーズでも芳佳さんは結局戦線に戻ってくるみたいな流れがあって、それをオマージュしてると思うんですけど、ジニーの周りの待ち方の演出がちょっと。
最終回のライブ
あと最終話のライブはどうなってるのかわからなかったです。お偉いさんや最前列の人たちはきちんと描写されてるんですけど、後ろにいるオレンジ色に発光する人型はなんなんですかね。今まできちんと観客が人として描かれていたり、暗くてもサイリウムだけは描かれていただけに、よくわからない描写でせっかくの最終回であっただけに残念でした。
総評
過去のウィッチーズから入った人からすれば、世界観に親近感を感じつつ違ったジャンルに踏み込めるきっかけになったと思います。
他のウィッチーズと違って曲を全面に押し出している作品のため、今後はライブを中心に展開していくことが予想されます。
また2期の制作も全然あると思うのでもし2期が出たら見たいと思います。
このイベントも凄く気になります。
以上です。ありがとうございました。