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【考察】雀魂コードギアスコラボストーリーについて

最近雀魂という麻雀ゲームにて、なんと自分の好きなコードギアス反逆のルルーシュとのコラボがあり、大変興奮していました。

今回雀魂でコードギアスコラボのストーリーが見れるのですが、それが思いの外手が込んでいて驚いたので今回はその記事です。

 

他のスキンコラボとの違い

今回の雀魂コラボでは、コードギアスの雀士スキンとエフェクト、ボイスなどで、雀魂をコードギアス色にできるよというもの。

これらは雀魂は麻雀がメインであり、共通で使う麻雀牌、雀卓以外をカスタマイズできるようにした場合当然の内容ですね。カードゲームのシャドウバースでのコラボでも同様の内容でした。

しかし、シャドウバースでもスキンや限定イラストカード(既存のカードとのイラスト違いというだけ)だったり、コラボ期間中はログインボーナスが豪華になったりなどで、特にストーリーとかは設けてません。

雀魂はその上なぜコードギアスのキャラが雀魂の世界に来たのか、それをコラボという形だけでなく、ストーリーを用意することでルルーシュたちが雀魂の世界に来た理由を作りコラボ特有のご都合主義感を無くそうとしています。

 

コードギアス時空と雀魂コラボとの繋がり

実はルルーシュたちは本編のある回の途中で雀魂時空に飛ばされたことになっています。

ここで麻雀の起源を知っておきましょう。

麻雀(マージャン、繁体字中国語: 麻將、簡体字中国語: 麻将、英語: Mahjong)は、テーブルゲームの一種。牌を使い、原則として4人で行われる。中国を起源とし、世界中で親しまれている。(Wikipediaより)

つまり、雀魂のコードギアスコラボとは、中国が起源のゲームと日本が制作したアニメのコラボであり、中国と日本が手を組むという点で20話と共通しています。

しかしルルーシュたちはこの20話で中華連邦と手を組んだ日本人の澤崎たちを撃破した後に雀魂時空に飛ばされています。コードギアス世界の日中コラボを撃破した後に雀魂世界に飛ばされるルルーシュたちは、同じく日中コラボであり、ちょっと面白いシーンになってしまいました。

 

コラボの整合性をとるためのストーリー

先程述べたルルーシュたちが雀魂に飛ばされるタイミングは、日中コラボ要素以外にも理由があることがわかります。それがルルーシュ、C.C.、カレン、スザクの4人が同じ空間にいられることの整合性をとるためです。

実はルルーシュとスザクが共同して作戦を進める20話の次のギャグ色が強めの21話を挟んで、22話以降この4人は対立し始めます。

ネタバレになりますが22話ではスザクが仕える皇女ユーフェミアルルーシュことゼロのギアスにかかり日本人を虐殺し始め、それを止めるため黒の騎士団はブリタニアと交戦を始めます。

結果ルルーシュユーフェミアを銃殺するのですが、それを見たスザクが激昂。本格的にゼロが率いる黒の騎士団を恨み始めます。

以降20話のような黒の騎士団と手を組むこともなくなり、黒の騎士団に所属していることがバレているカレンのことも憎み始めます。よってカレンとスザクが冷静に麻雀をすることはありえません。

C.C.はカレン、スザク視点からすると黒の騎士団関係者ですが、両者とも一般人であるルルーシュを巻き込むことを恐れ深く踏み込むことができません。

ルルーシュに関してはゼロであるとカレン、スザクにバレていないものの、カレンら黒の騎士団を恨むスザクに親友として肩入れすると、黒の騎士団であるカレンと敵対する立場をとってしまいます。しかしカレンに肩入れすれば親友であるスザクに対し敵対してしまいますし、そもそもゼロの仲間であるカレンに肩入れをする理由がゼロとバレていない状態では意味不明です。

こうしたコードギアスの人気キャラを同じ空間に集めつつ、膠着状態を演出できるのは20話と21話しかありえません。

 

実はIF世界線

エピローグで明かされますが、実はこの雀魂に迷い込んだルルーシュたちは本編と異なるIFの世界線へと分岐します。

雀魂の世界では麻雀で勝った人の願いが叶うようになっていて、麻雀が全てだそうです。そこでルルーシュたちは自身の持つ願いを互いに打ち明けます。

その中でルルーシュは自身がブリタニア皇族であること、ゼロであることを打ち明けます。まずルルーシュがゼロであることが公開されるのがコードギアス一期最終話であることから、この雀魂コラボは本編とは異なるストーリーであると判明。

その後スザクとカレンも方法は違えど同じ願いを持っていたことがわかり、さらにかぐや姫によりしばらく(恐らく雀魂サービス終了まで)雀魂世界に閉じ込められることが明かされ、ルルーシュら4人は今も仲良く雀卓を囲むことになりました。

コラボストーリー開始から終了までコードギアスの4人が集まれることを矛盾しないよう辻褄を合わせ、かつ本編ではありえなかったルルーシュの心境をスザク、カレンに話す演出をするなど、非常に良いコラボストーリーであることがわかりますね。

 

ルルーシュが願いを明かした理由

こういってはなんだか情緒がありませんが、雀魂ではまずキャラクターのスキンがあり、そのスキンの見た目を変えるための衣装が存在します。

コードギアスコラボのキャラクターは学生服がデフォルトなのですが、それぞれ本編で着ていた服を着せることができます。ルルーシュはゼロの服を、スザクはランスロットに乗る時に着るスーツ姿にできます。

これはコラボでは結構よくある待遇なのですが、雀魂ではここも整合性を出してきます。

先程述べましたがルルーシュたちは自分が何者であるのかを包み隠さず暴露します。この中にルルーシュはゼロであり、カレンは紅蓮パイロットであり、スザクは白兜に乗っているなどをお互いに話すのですが、これによってルルーシュがゼロの格好をコードギアスメンバー含め全員の前でできるようになります。スザクたちもスーツを着れます。

よって対戦でスザクを使ってるのにゼロコスチュームのルルーシュが乱入してきても辻褄が合ってるので有り得ない対面では無くなります。すごいですね。