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【ネタバレ無し有り感想考察】グリッドマンユニバース

グリッドマンユニバースをついに見ました。見る前からTwitterは結構騒がしく、公式も公開時期がある程度経ったことからネタバレをしだして未視聴の自分からすると大変でした。

そんなこんなで見たのでネタバレ無し、有り両方書いていきます。

 

【ネタバレ無し】グリッドマン、ダイナゼノンファン涙目、オーイシマサヨシ

自分はグリッドマンはリアルタイムで、ダイナゼノンはグリッドマンユニバース公開3日後くらいに見始めました。特撮の初代グリッドマンは見てません。そんな自分からするとこのグリッドマンユニバースはやってほしいこと全部やってるし、あとオーイシマサヨシだった。

あとなんか話がセカイ系っぽい話になってて、ただアツいことやってるだけじゃないのかよかった。

 

【ネタバレ有り】

感想

グリッドマンとダイナゼノンを観た人が観たい物や、観たかったけど本編では成立しなかったものをバンバンやってくれて、最高の映画でした。

裕太が告白しようと決意した時に、内海か遅いと思ったのは同感。遅いよ、流石に。グリッドマン本編を見ててもそろそろ告白してもいいんじゃないか?と思ってたら最後記憶無くなるて…と思ってたので。

またダイナゼノンのキャラとの共演も面白かったです。ちせが中々にいいキャラしてましたね。グリッドマンがユニバースファイターとして復活した時に出てきたダイナレックスに捕まりながら、蓬を抱く優芽はなんなんだこいつら…て感じでした。観ればわかりますがなかなかに絵に描いたラブラブカップルて感じの感じがします。あとよもゆめの先輩カップル感がすごすぎてうわーってなってました。

ダイナゼノン本編では告白して、勇気を出して蓬が優芽の下の名前を呼ぶところまでしか見れてないので、その後どうなってるのかはすごく気になってましたので、すごくよかった。

当然ですが挿入歌がUNIONとインパーフェクトオーイシマサヨシ三昧。さらに映画の主題歌もuni_verseとこれもオーイシマサヨシオーイシマサヨシだった完全に。

あと新条アカネがエロすぎ。アレクシスとの共闘アツすぎ。蓬のインスタンスドミネーションアツすぎ。互いに装備とりかえっこアツすぎ。色々アツすぎ。

 

考察

グリッドマンユニバースの話は裕太らが文化祭でやる劇の台本を考えるところから始まるのですが、最初はグリッドマンの話をそのまんまやる予定でした。しかし新条アカネはいらなくないか?みたいな感じで徐々にテコ入れが入っていきます。

そこに蓬らダイナゼノン組が時空の歪みから乱入してきます。そして蓬たちの話を聞きながら、台本に蓬たちの世界線要素を入れつつ、さらにテコ入れ。

しばらくすると怪獣が出なくなり、平和になります。しかし蓬たちが元の世界に帰れないままなのに、蓬たちは異常は無いしこれでいいだろと現状に甘んじてしまいます。ここで裕太が違和感を感じ、恐怖から逃げ出してしまいます。

恐らくこれがグリッドマンとダイナゼノンを見て、グリッドマンとダイナゼノンのその後の人物達の営みを見たい、登場人物が作品の垣根を越えて仲良くするところを見たい、ガウマがひめと出会い夢を叶えるところが見たい、といった願いをグリッドマンユニバースにぶち込んだ結果、そのご都合主義的な現実を裏付けるための理由が無く展開に混沌が生じてしまったのだと思います。グリッドマンとダイナゼノンのキャラが楽しそうに笑ってるだけでは物語として成立しませんし、そもそも垣根を越えて集合する意味も無いからですね。

そうしてご都合主義を詰め込んだグリッドマンユニバースには、結末というものが存在せず、とりあえず無条件にみんな平和に笑っている状態が永続します。しかし裕太はグリッドマンの続き、つまり宝多六花に告白するという結末を描くことを決意し、この混沌を打ち破ることになったのだと思います。

結果グリッドマンの意思と蓬たちが創作したグリッドマンの落書きが合体し、ユニバースファイターという姿に。これはグリッドマンユニバース自体の話が、先程のご都合主義的な展開を詰め込んだ、いわばグリッドマンとダイナゼノン本編の二次創作であることから生まれた、二次創作の集合のグリッドマンということなのでしょう。

ラスボスにはグリッドマンらの攻撃は通じず、その理由はグリッドマンの設定を全て取り込んでいるため、既存の攻撃は効かないとのこと。そこでちせがじゃあ新しく作れば!と提案。これもまた本編とは違うクロスオーバーゆえの、二次創作の攻撃を提案しているということです。

なんと本編ではやらなかったグリッドナイトとマックスらが合体したり、フルパワーグリッドマンとカイゼルグリッドナイトが武器を交換しあい攻撃するなど、新しい攻撃をします。ここが最高にアツい。

その後無事に文化祭にて劇をやります。そこではユニバースファイターとなったグリッドマンが怪獣と戦う姿が。その後裕太は覚悟を決め立花に告白します。

実はこの劇の名前はグリッドマンユニバースとなっており、裕太たちは物語開始時からこの映画の展開と結末を考えていたことが明かされます。立花と内海が考えていた内容を、蓬たちの初期プロットで考えていた立花の新条アカネを登場させるという展開と、内海のグリッドマンが戦うという展開、蓬の話した5000年前のミイラと共に怪獣と戦った結果彼女ができるという展開を全て合わせた結果、私たちが観たグリッドマンユニバースになったということです。

さらにそこには私たちが考えたグリッドマンとダイナゼノンのクロスオーバー、アンチくんと新条アカネの再開、ガウマとひめの再開や現代でも楽しく過ごす怪獣優生思想たちなど、視聴者の理想も入っています。

確かに最初にグリッドマンは戦っていますし、ダイナゼノンと共闘した結果グリッドマンの主人公である裕太はミイラ男と会っていますし、結果彼女ができています。

そして最後は裕太、蓬、アカネはそれぞれのいるべき世界に戻りました。このクロスオーバーはグリッドマンユニバースという話であるからで、これが終わればまたそれぞれの独立した作品に戻るということなのでしょうね。

 

最後に興味深い対談があったので貼っておきます。観た人はぜひ見てみてください。