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おふざけ ツイ(@HOSHI_NO_SHIHO)

【考察】おにまい7話考察と6話の意図

みなさんおにまい最新話(7話)見ましたか?おれは見ました。

6話を見た上で7話を見ると公式これは謀ったな???と思う描写があったので考察を交えて解説していきます。

6話は賛否を巻き起こしたのでそこで切った人はとりあえず7話を見た後にこの解説を見てください。

ちなみに筆者はおにまいはアニメしか見てません。

以下6話と7話のネタバレが続きます。

 

賛否を巻き起こした6話

まず7話を語る前におにまい6話で巻き起こった賛否別れるシーンについて話します。

それはまひろが尿意を催しトイレへ駆け込むシーンで、まひろはなんと女体でありながら男子トイレを駆け抜けてしまいます。

その後の展開はふつーになんだこいつ〜となりラッキースケベといった感じですね。

しかしここで視聴者は半分に別れます。それは

 

①賛:まだ女体に慣れていないが故のラッキースケベ、まひろ流石やな

 

②否:この前の映画館ではちゃんと自分で女子トイレ行けたじゃないか。しかも男子が立ちションをするプロセスに服をたくしあげるモーションはいらない。なのにそれを自然に行っている以上は公式が描きたいだけのシーンで、演出としては不自然だよな?

 

といった感じです。確かにそれはそうですね。そう、6話までは。次に7話で与えられた新解釈について話していきます。

 

賛否を賛賛に変える解釈、7話

7話を見ましたか?7話を見ると前述した①、②とは違う解釈が生まれたと思います。それは

③:まひろは女体をいいことに天然を装い純粋な中学生男子を弄んでいる。

です。順に解説していきます。

 

1.まひろはそもそも自身が女体であることを自覚している

まず前提としてまひろは自分が女体であることを自覚しています。先程も言いましたが男子トイレに行く下りの前に映画館の女子トイレに自分から行けているので、男子トイレに行ったのはわざとです。そこで女性器を露出したのもわざとです。

6話に否定的な意見を持つ人が仰るように、基本的に男子トイレで立ちションする時にたくしあげるモーションはいりません。しかし平然とスカートをたくしあげ女性器を露出させているのでこれはわざと。しかも男子がトイレに行ったのを見計らってこれを行っている、確信犯です。

じゃあなぜここに来て今更それをやったのか?それは今までは公的な場で、監視カメラや大人の目があり流石に男子トイレに突入して性器を露出させるのは公然わいせつ罪もしくは不法侵入にあたると考えたのでしょう。中学校というクローズな場所ではその心配は無い。

 

2.男子との距離感が近い

これが根拠のほとんどを占めていると言っても過言ではありませんがまひろはゲームの話をする時に男子との距離が何故か近くなります。急にボディタッチまでしてきます。

話に夢中になっていると装いどさくさに紛れて男子に対してのスキンシップを多くして男子を誘っているのです。

その証拠にその後の男子の反応をしっかり描写。これは男子との会話が演出上必要であったことを表していて、さらに6話でのまひろのラッキースケベの伏線回収となっています。

 

3.平和すぎる7話

7話はかなり平和で驚いたと思います。なんか女子中学生のわちゃわちゃだけ見せられてるみたいな。

確かにずっと女体と男性である精神のギャップを見せられるのもまだ慣れねえのかよと違和感がありますし、女子に馴染んでる方が自然なので仕方が無いところではありますが、少しおもんないなと思う方もいたと思います。

しかしこれには、実はまひろの主観をあまり描かずに、周囲で何が起きているのか、また他のキャラクターをクローズアップすることでまひろから視点をズラす意図があると思いました。

それはこの作品には女体化することで自分の知らない世界に触れ、妹を初めとした外部に関われるよう成長するストーリーというライトな部分と、高校生までの男子目線を熟知した女体化まひろが中学校で男子を誘惑し弄ぶ罪な性転換者のストーリーというダークな部分があるからで、この7話では今まで築き上げてきた新キャラクターによる明るい雰囲気を壊すことなくまひろの人間性を描きたかったのではないかと思います。

 

4.ゲームトークの内容(ドラクエ5ネタバレ)

男子とまひろがゲームの話をする際に、ゲレゲレなどの単語がでてきましたが、これはドラクエ5に登場するベビーパンサーの名前候補の1つですね。つまり当たり前ですがまひろたちはドラクエ5モチーフのゲームに熱中していることがわかります。

ここからドラクエ5のネタバレを少し話すのですが、ドラクエ5には主人公がゲーム中に登場する女性と結婚、さらには子供を授かるという驚きの展開があります。ドラクエ5には世代間で受け継がれる物や、因縁といったテーマがある一方、結婚相手をプレイヤーが選ぶという自由でありながら重い恋愛をテーマにもしています。

こういったシリアスと恋愛という2つの要素を持つゲームを出す意味は、今後描写されるであろう男心を弄ぶまひろを中心とした爛れた恋愛ストーリーを予告しているのだと考えます。

 

5.エンドカードのイラスト

お気づきになられた方もいらっしゃるかもですが、7話のエンドカードのまひろの剣が男性器のメタファーになっています。

これは見た目は女体でも中身は女性になりきれていないことを表していると言っても過言ではないと思います。よってまひろは女子に馴染んでいると見せかけて男の心を併せ持ち、同学の男子を弄んでいるのです。

 

結論:まひろは男子を弄んでいる

以上の理由からまひろは幼気な中学生男子の心を弄んでいると考えます。前述した賛否両側の考察はどちらも合っていて、ラッキースケベでありながら、実はそれは計算されたもので、それを今まで描写してきた学校内外のまひろの様子の差で答え合わせをしたって感じですかね。

ただ前々から考えていた女子との喧嘩によって女子のしがらみを初めて知るといった展開が、まひろが男子にいい顔しすぎたことで起きる可能性がここにきて生まれたのがやばいなと思いました。